藤幼稚園の教育

 学校法人藤天使学園の設置する藤幼稚園は、キリスト教の人間観に基づいて、一人ひとりの子どもを神の似姿であるかけがえのない存在、それぞれに果たすべき使命を与えられた存在として大切に育てます。

 そして、このような人間として成長していく人格形成の基礎作りである幼児期に、健全な心身の発達を助けながら、特に「心を育てること」に力を注いで教育を行います。

 子ども達が持っている自分の可能性を開花させて、心も精神も身体も調和のとれた人として成長し、次の時代を担う人としての最も大切な土台を作るように援助いたします。


 上記の理念に基づいて、藤幼稚園は次の教育を目標とします。

  • 自ら考えて行動し、自分の行動に責任を持つ力を育てる。
  • 思いやり、感謝の心、奉仕の心を育てる。
  • 美しさを感じる心、「ありがとう」「ごめんなさい」など、自分の気持ちを素直に表現できる心を育てる。
  • 落ち着いて人の話をよく聴くことができ、また、感じることや考えたことを話せる能力を育てる。
  • 困難や失敗を恐れず、意欲的に最後まで取り組む力を育てる。
  • わがままに気づいて、それに打ち勝つことができる強さを育てる。

 子どものための環境を整え、自由で秩序ある生活の中で子どもが自分の力で育っていけるように、一人ひとりを見守り、支えます。

 

「平和は子どもからはじまる」

 自分で考え、選び、様々な経験をして、自信を持った子どもは、自分の事が好きになります。そして、周囲の人や環境も大切にするようになります。平和な世界を創るよい社会人として育つよう、全人格的に援助します。

 宗教は生活の中に生きているもの、信仰と生活は一つのものです。具体的な場面で子ども達はカトリック的な人間観、価値観にふれることが多いでしょう。神の前に正しく生きる人間として品位を保ち、隣人と相和し、社会のために貢献できる人間に育ってほしいと願っております。

 宗教教育として、子どもの生活の中で神に祈り、賛美の歌をささげることを教えます。真の幸せにつながる人間として大切な心の教育をあたたかく見守っていただきたいと思います。